
ポイント4:請求もれがないように、しっかり確認しましょう
複数の契約・特約がある場合

1つの契約に複数の特約が付加されている場合がありますので、保険証券などで主契約・特約の内容をよく確認しましょう。
複数の契約に加入している場合は、すべての保険証券について確認しましょう。
注意! 請求もれが生じやすい事例
- (1)1つの契約に複数の特約が付加されている場合
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特定疾病(三大疾病)保障特約と、疾病入院特約に加入していた被保険者が、がん治療のため入院した。
両方の特約から保険金・給付金が受け取れる可能性があります。
- (2)被保険者は同一で、契約者が異なる複数の契約がある場合
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自分が契約者・被保険者の医療保険と、自分が被保険者で家族が契約者の医療保険があり、入院した。
両方の契約から給付金が受け取れる可能性があります。
- (3)複数の生命保険会社と契約している場合
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A社で医療保険に、B社でがん保険に加入していた被保険者が、がん治療のため入院した。
A社、B社から給付金が受け取れる可能性があります。
入院・手術で請求もれが生じやすい場合
注意! 請求もれが生じやすい事例
- (1)入院中に死亡した場合(手術あり)
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緊急入院により手術を受けたが死亡し、死亡保険金のみを請求した場合。
死亡保険金・入院給付金・手術給付金が受け取れる可能性があります。
- (2)入院中に入院給付金を請求した場合
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入院中に医師に診断書の記入を依頼したため、提出した診断書に退院までの入院日数が記載されていなかった場合。
診断書に記載された入院より後の入院期間に該当する入院給付金が受け取れる可能性があります。
- (3)入院・手術を別々の病院で受けた場合
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2カ所の病院で入院・手術をしたが、1カ所の病院での入院・手術についてのみ給付金を請求した場合。
他方の病院における入院・手術について入院給付金・手術給付金が受け取れる可能性があります。
- (4)入院給付金の請求後(退院後)に通院した場合
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退院直後に入院給付金を請求したが、その後の通院に対する通院給付金を請求することを忘れていた場合。
通院給付金が受け取れる可能性があります。