公益財団法人 生命保険文化センター

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出産・育児

少子化が進んでいるのはなぜ?

晩婚化、晩産化の進行も要因

平均初婚年齢と母親の平均出生時年齢の年次推移

厚生労働省の「人口動態統計(確定数)」によると、2023(令和5)年の平均初婚年齢は夫が31.1歳、妻が29.7歳となっています。1995(平成7)年と比較して夫は2.6歳、妻は3.4歳上昇し晩婚化が進行しています。
それに伴い、子どもを出産したときの母親の平均年齢も高くなるという晩産化の傾向が表れています。2023(令和5)年の母親の出産時の平均年齢は第1子が31.0歳、第2子が33.0歳、第3子が34.2歳となっています。1995(平成7)年と比較すると、第1子で3.5歳、第2子で3.2歳、第3子で2.2歳高くなっています。

平均初婚年齢と母親の平均出生時年齢の推移2023
<厚生労働省「人口動態統計(確定数)」/2023年>

母の年齢別にみる出生数

35歳以降は出産数が減少することから、晩婚化や晩産化は未婚化などとともに少子化の原因となっています。

(単位:人)
年次総数母の年齢
14歳
以下
15~19歳 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 50歳
以上
2023 727,288 27 4,325 47,195 189,338 265,109 173,523 46,020 1,645 100
2022 770,759 27 4,531 52,850 202,505 279,517 183,327 46,338 1,600 58
2021 811,622 32 5,510 59,896 210,433 292,439 193,177 48,517 1,597 20
2020 840,835 37 6,911 66,751 217,804 303,436 196,321 47,899 1,624 52
2015 1,005,721 39 11,891 84,465 262,266 364,887 228,302 52,561 1,256 52
2010 1,071,305 51 13,495 110,956 306,910 384,386 220,101 34,609 773 19
  • 総数には母の年齢不詳を含む。

<厚生労働省「人口動態統計(確定数)」/2023年>

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