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結婚

「50歳時の未婚率」とは?

50歳の人で結婚経験があるかどうかの指標

「50歳時の未婚率」というのは、「45歳から49歳」と「50歳から54歳」の未婚率の平均値から、「50歳時」の未婚率(結婚したことがない人の割合)を算出したものです。以前は生涯未婚率と呼ばれていましたが、生涯を通して未婚である人の割合を示すものではありません。

「50歳時の未婚率」は男性が約3割、女性が約2割

国立社会保障・人口問題研究所の「人口統計資料集」によると、2020(令和2)年の「50歳時の未婚率」は男性が28.25%、女性が17.81%でした。2015(平成27)年の前回調査(男性24.77%、女性14.89%)と比べると、男性は約3.5ポイント、女性は約2.9ポイント上昇しています。

晩婚化(結婚の遅れ)や非婚化(生涯結婚しない人)の増加は、現在日本が抱えている少子化問題の直接的な原因にもなっています。

図表_50歳時の未婚率(性別)2020

<国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集」/2024年版>

未婚化・晩婚化が進むニッポン社会

5年ごとに行われる「国勢調査」で年齢階級別の未婚率の推移をみると、2020(令和2)年は前回調査に比べ男性の「25歳から29歳」で3.7ポイント(前回72.7%、今回76.4%)、「30歳から34歳」で4.7ポイント(前回47.1%、今回51.8%)、「35歳から39歳」で3.5ポイント(前回35.0%、今回38.5%)上昇しました。また、女性も前回調査から「25歳から29歳」で4.5ポイント(前回61.3%、今回65.8%)、「30歳から34歳」で3.9ポイント(前回34.6%、今回38.5%)、「35歳から39歳」で2.3ポイント(前回23.9%、今回26.2%)上昇しています。

図表_年齢階級別未婚率2020

<総務省「国勢調査」/2020年>