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教育の現場から
No.03

高校公民科授業実践報告『社会保障制度と民間保険に関する公民科の授業実践』

 東京都立文京高等学校 石川 周子 先生

本日は、『社会保障制度と民間保険に関する公民科の授業実践』と題し、社会保障制度について社会科、公民科の教員として教える時の心構えや工夫している点をお話しできればと思います。

本日の流れは、まず簡単に自己紹介をさせていただき、次に社会保障に関する授業について、その後は社会保障を身近に感じさせるために工夫している点についていくつかお話しさせていただき、最後に社会保険と民間保険ということで保険にフォーカスした授業の実践をお話しできればと思います。

最初に自己紹介ですが、赴任1校目は都立目黒高校に5年勤め、その後、大江戸高校というところに赴任しました。2003年に開校したチャレンジスクールになります。この大江戸高校での経験は、授業のやり方、教え方、または取り組み方や生徒指導など私にとって大きいものだったと思います。その後、今現在、都立文京高校4年目ということで、こちらは、勉強と部活両方頑張る生徒が多く1学年9クラスの大きな学校に今赴任しています。

「社会保障」に関する授業について

では、まず社会保障に関する授業についてお話しいたします。高校の先生方はおそらく同じように感じられているかと思いますが、新学習指導要領が始まり、科目が公共や政治・経済となり、社会保障に割ける時間というのは年間2時間から3時間、もしかしたらあと1時間ぐらいプラスできるかもしれませんが、実はかなりタイトです。受験校であれば知識もしっかり入れなければいけないせめぎ合いといいますか、そのあたりで悩まれている先生方もいるかと思います。私も同じです。今回保険がテーマとなりますので、このキーワードで新旧の学習指導要領を検索してみたところ、旧学習指導要領では現代社会の経済分野で「保険」という文字は2回しか出ません。これは、社会保障の部分で2回保険という言葉が出ており、この「保険」は民間保険ではなく社会保険の部分で該当するものでした。それが新学習指導要領になり公共で3回、政治・経済で9回の計12回出ています。社会保障の部分で出てくるものが多いですが、公共も政治・経済も1回ずつ、また金融の部分でも出ています。保険会社を金融機関として学習するようにという書かれ方をしていて、つまり民間保険も社会保険も、この学習指導要領の変化を見ると大きく注目されるポイントなのかなと感じています。石川先生1

社会保障制度を教えるというのは、皆さん、どう思いますか。苦手だと思う方もいるかもしれません。知識を教えようとするとものすごく量があり、後程紹介しますが、社会保障制度といっても制度だけ教えればいいわけではなく、その背景に色々な分野が関わっていて非常に難しさを感じると思います。でも実は私、逆にそれが好きで、不安に思いながらもやればやるほど色々なことが関わっていく、つまり社会保障制度を考えさせ、または自分で考えることは、どのような社会にしたいのかを考えることなのではと思います。こうした面からも、社会保障制度の授業をするのはすごく苦しいけど楽しいという印象があります。

石川先生2社会保障制度は複層的だと感じております。まず財政問題とは切り離せない点があります。税金でどのように集め、そのお金が社会保障に回っているかという話もあります。金融の商品としては、私的な民間保険も注目されています。あとは政治面で言うと、基本的人権とは絶対に切り離せない点があります。憲法第25条の生存権だけでなく、14条の平等権、13条の個人の尊重、あとは幸福追求権のように強い関わりがあると思います。 

あとは福祉の分野からも、貧困問題や、少子高齢化の先には介護問題や子育て問題があるように、社会保障についてつながると思います。あとは、労働問題も社会保障と強く結びついていると感じることが多く、社会保障を考えることはそれ以外のたくさんの分野に関わり、逆に言うと、様々な勉強した分野が全て社会保障とつながっているということも言えるのかと思います。

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では実際生徒が社会保障についてどう感じているか。私の印象としては、興味関心は高い分野ではないかと思います。しかし、これは良い面と悪い面と両方あり、社会保障制度が多くの人の暮らしを支え幸せな社会をつくっていくから大切だという理由で興味関心が高い生徒もいれば、この先どうなってしまうのか、日本は財政難で少子化で、お先真っ暗で心配だから興味関心が高いという両方の意見があるかと思います。従って全く興味がないというよりは、「年金どうなっちゃうの?」とか、「日本の財政どうなっちゃうの?」というように興味はあるのではと思います。

しかし、距離はとても遠いと感じます。生徒自身は保険料も払っていないし、なかなかイメージしづらいと思います。医療保険から給付を受けているという印象はあるかもしれませんが、社会保障全体に関しての距離は遠いものなのかなと感じています。私や教員の役割としては、この遠さを何とかしたい、とにかく身近に感じさせる工夫に全力を尽くすということが教員のやるべきことなのかなと思い日々授業をつくっています。

「社会保障」を身近に感じさせる工夫

工夫について2点お話しいたします。まず1点目は、とにかく発問をして心を掴むということをしています。今回は民間保険の授業を例に出します。例えば、「あなたの知っている保険は何ですか?」と問うと意外と生徒は答えてくれます。ゲームで知っているのか、自動車保険や生命保険と、たくさん答えてくれます。そうして、自分がどんな保険を知っているのか、またはどんな保険が世の中にはあるのかということを考えさせます。発問の工夫で質問されると答えたくなるようにすることを心がけています。特に知識注入のような授業の時にはできるだけ簡単に私が答えを言うのではなく、時間はかかってしまいますが、生徒に発問を投げ掛けて返してもらうような授業をするよう心がけています。あとは、「保険のイメージはどうですか?」といった問いかけや、「保険は何色?」という問いかけは生徒の様々な答えが出て面白かったです。また、「保険とあなたの距離は何メートル?」という問いかけも行いました。このように今挙げた発問はファーストクエスチョンと私は呼んでおり、授業の始まる前にまず行います。そして授業の最後にまた同じ質問をしてみて、自分の変容を感じてもらえるよう実は工夫しています。石川先生4

2点目は、「実際どうなっているの?」ということに答えるのが私たち教員の一番大事なところかなと思います。生徒たちは世の中のリアルを知りたいと思っており、教科書にはこう書いてある、偉い人はこう言っている、でも実際どうなの?ということが大切だと感じます。そのために私は2つ実践しています。

1つ目は自分の体験をとにかく話すことです。これが一番の教員の強みかなと思っております。例えば医療保険であるならば、私自身経験したことを話します。以前、子供を出産してから1日半後に子供の検査を行うため、救急車を呼ぶことがありました。救急要請してから5分たっていないのではというぐらいの速さで到着し、私も急いで準備をして救急車に同乗し病院へ行きました。そのときの救急車の料金はかかりませんし、行った先の病院では超新生児ということで大事をとってNICUに4日間入院をしました。そして退院する時にかかった費用は0円でした。ではこの費用はどこから出ているのか、これは医療保険やその他の税金から出ていると思います。このような自分と保険、または社会保障制度の接点を教員が話すと、生徒には一番届くというか、一番強いメッセージになるのではないかと思います。教科書に書いてあることも話をしますが、自分の体験なども話すようにしています。

2つ目はデータで示すことです。やんわりとどんなイメージといってもなかなか生徒はつかみにくいと思いますので、データを示すようにします。しかし、これは学校のレベルによってデータを出し入れしますが、示すことも大切にしています。

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こちらは今年度の一般会計や一般歳出の一般会計予算と歳出の円グラフです。例えば、財政から見た円グラフと社会保障の視点から見た円グラフと同じ円グラフでも見え方や感じ方が異なるかと思い、同じデータを年に何回もわざと出しています。同じデータを何回も出し生徒になじみのあるデータとなり、色々な視点でこのデータを見られるようになってもらいたいと思い使っています。

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さらに、こちらは令和4年の財務省のホームページの中にあるスライドで、社会保障給付費が何に使われているかというグラフになります。給付されている額がどのように集められているか、財源はどうなっているのかというものです。さきほどの円グラフの社会保障関係支出費の約36兆円は国庫負担となりますが、実はその下に74兆円保険料が集まっており、こちらは大人たちが払っている保険料となります。

自分が払っている保険料はこうやって使われているのだと、少し安心するというか、みんなでこうやって出し合っているから大きな額になっていると感じます。なかなか教科書では資料がなく、少しでも生徒の興味関心が湧くような資料をできるだけ集めるようにしています。

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あとデータでは、生命保険文化センターが作成しているスライド集にすごく助けられており、生命保険に関するクイズというのもあります。こちらはネット上にありますので、皆さんもし興味あればどんどん切り貼りして、そこだけ使うことも可能ですのでご検討いただきたいと思います。

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このようなデータを発表しており、データをクイズにして提示しております。国内で生命保険を契約している家族の割合は約何%ですか?という問いですが、生徒は食い入るように参加します。50%、70%、90%で答えは約90%、89.8%ということで、10家族のうち9家族が何らかの生命保険に加入しています。このクイズで1割の家庭は生命保険に入っていないのではというところに気が付き、そこから経済的または貧困の問題があるのではないかということをコメントしてくれた生徒もいました。

次に、家族で契約している生命保険の件数は平均で何件か?という問いで、1件ではないということに生徒もびっくりします。生徒は自分の家の生命保険や損害保険の状況というのに理解がないように思います。平均で4件契約していたり、あとは、1年間でどれぐらい保険料を払っているのか?という問いでは、年間40万支払いをしているということがわかります。これらは教科書にはありませんし、私たちが作ろうとしてもなかなか取れないデータですので非常に助かっています。

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続いて、1年間で国内の保険会社から契約者に支払われるお金はいくらか?という問いで、こちらは一番生徒が間違えた問題でした。多くの生徒がBを選びましたが、正解はCの30兆円となります。先ほどの資料より一般会計の社会保障関係費は36兆円でしたが、それに迫るような額が実は民間の保険で支払われているという、その規模感のようなものを知る面でもすごくいいクイズ、いいデータだなと思って使用しております。

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このように教科書、資料集ではなかなか得られない、しかし自分で探すとなるととんでもなく大変なデータや資料が生命保険文化センターや他の団体さんにたくさんあると思うので、そういったものもうまく取り入れながら授業をつくっていくというのも私たちの務めなのかなと感じています。

<授業実践例>「社会保険」と「民間保険」

最後に授業実践例ということで、社会保険と民間保険について行った授業の流れを説明したいと思います。 まず、リスクは誰にでも発生するというところから出発し、それを基に、支えるものとして私的保障と公的保障があること、私的保障の民間保険と公的保障の社会保険の部分に関して「保険」のしくみが使われていること、どのように備えるか考えてみようという流れで行いました。

石川先生12まず、人生におけるリスクとしてどのようなものがあるか、毎年生徒に質問をし、答えさせます。空欄が6個あり、もっとたくさん挙げてもいいよという感じで、グループで話し合わせたりして出していきますが、3つぐらいしか埋まりません。ケガ・病気は出やすく、あとは失業や死亡ということまでは多くのグループですぐに出る回答です。この後に介護、そして老齢、出産・育児も人生で発生するリスクとして紹介をします。特に老齢や出産・育児に関しては、それもリスク、危険性なのかと質問されることがあります。リスクというのは危険性もありますが、予想しない出来事、予想できない出来事に遭遇するということをリスクと考えると、どのぐらい生きるか分からない、どのような形で出産・育児をするか、誰も予測できない、そのような観点では老齢や出産・育児に関しても人生で発生するリスクと考え、捉えていいのではないかと声掛けをしています。

しかし生徒としては、介護の話や亡くなる話、老齢の話について縁遠く、こちらでもまた生命保険文化センターで作っているクイズを活用させていただいています。

こちらは、交通事故の年間発生件数の問いです。年間発生件数が20万件、30万件、40万か50万件か。こちらの正解は30万件ですが、これでも少し縁遠いなと思います。最後に、年間発生件数を秒数で表すと約103秒に1件、事故が起こっていることを話します。このデータで、もしかしたら自分も起こるかもしれないと生徒が考えるようになります。

 

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もう一つ、1日平均新規入院患者数の問いを行います。1日にどれぐらいの新規入院の患者の方が出ているかというクイズですが、こちらも見当がつかないですよね。正解は4万人ですが、生徒は「うん?」という感じなので、実は2秒に1人入院している計算で、いつなんどき誰にでも起こり得るリスクということを少しでも感じさせたいと思い、データを基にこうしたクイズを提示しています。

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人生で発生するリスクは支援が必要な状態であるとも言えるかと思います。たまに保険制度って何ですかと生徒に聞かれたり、同僚の先生方に保険って何なの?と聞かれることがあるかもしれません。保険って何となく難しく、捉えどころがないイメージが強いのかなと思うのですが、社会保険に関しても民間保険に関しても、これは同じかなと思います。もし私がピンチになったら、私も含めみんなが出している保険料で助けてもらい、私ではない誰か別の人がピンチになったら、皆で出している保険料でそのピンチの人に使ってもらうという、単純にはこのようなシステムなのかと思います。人生で発生するリスクを支えているのは、公的保障のうちの大きな部分の社会保険、そして私的保障の民間保険になるかと思います。石川先生16

私的保障と公的保障(社会保障)に関しては学習指導要領でも出てきましたが、自助、共助、公助と呼ばれるようになり、私的保障には預貯金や民間保険、共助である社会保険には医療・年金・介護・労災・失業などがあります。このあたりもクイズにすると、生徒は世の中にあるリスク等の関係性にも通じると思います。

私的保障に関しては本人の意思で入るか入らないか決められますが、現在、公的保障(社会保障)は法で強制的に加入することが義務付けられています。学校のレベルに合わせてとなりますが、法で強制されていることに対する賛否というようなことも生徒に考えさせると面白いのかなと感じています。民間保険と社会保険に関しては保険料で、そして公助の公的扶助・社会福祉・公衆衛生、さらに社会保険の一部は皆が払っている税金で賄っていると説明します。この構造も視覚的に示すことで、自分たちの税金はこのあたりに使われているのだなと感じてもらえればいいと思います。石川先生17あと、梶ヶ谷先生の基調講演で保険のしくみというものが教科書に実はないと言っておられ、確かに聞いていて、そうだと思いました。なぜかというと、私はこの生命保険文化センターの教材の一部を保険の説明に使っています。保険のしくみについて紹介すると、生徒にはストンと分かるようです。

特に今所属している文京高校は多くの生徒が部活動に入り、サッカー部は本当に100人ぐらいおります。実際の学校ごとの部活動と重ね合わせて行っていただければよいと思います。100人の部員がいるサッカーチームで毎年5人骨折しています。激しいサッカー部なのでしょうか、削りあって頑張っていると。いくら対策をしてもケガは減りません。治療にかかる費用は1人10,000円ということで、全員で治療にかかる費用を準備すれば10,000円掛ける5人、50,000円なので、100人で割れば年間500円で、骨折した生徒皆の治療費に当てることができます。生徒は何となく皆で助け合う、ピンチの人にはお金を使って助けてあげる、自分がピンチになったら助けてもらうイメージは付いているのですが、こちらのスライドは非常に分かりやすかったと好評でした。

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あともう一つ同じようなスライドとなりますが、こちらは生命保険協会が作られているスライドで、民間保険も社会保険も同じように多くの人が加入しており、その中でリスクが生じた人に少しずつ保険料を支払うことで、みんなで助け合っていることがわかります。これも視覚的に保険のしくみを理解しやすいものかと思います。石川先生21

その後、自助の私的保障の部分で預貯金と民間保険の違いを考えさせています。こちらも時間や生徒のレベルによって穴埋めにしたり、または全て考えさせたりします。中学校で勉強をしている内容であれば確認という形で早めに進めることもありますが、改めて預貯金と民間保険の違いを考えることにより、何となく分かっていたが、よりリアルにメリット・デメリットを考えて理解することができたといった声が多く挙がりました。これを受け、最後の問いに預貯金と民間保険、どちらをどう組み合わせて私的保障を組んでいくかという問いや、または社会保障全体を考えて社会保障制度というのが何のためにあるのか、社会保障制度を充実させていくためにはどんなことが必要だと感じたかという、学校のレベルに合わせて最後の問いを設定していくことになります。

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終わりに3点お話いたします。1点目は、人生で発生するリスクの話、自助、共助、公助という言葉がありますが、もう一つ、「近助(近所)」があるのではないかと私は思います。これは民間保険の話と少し離れてしまうのですが、最近私の住んでいる地域の町内会がなくなってしまうことがありました。ずっと取りまとめをしてくださっていた世話人の方がおりましたが、高齢のため続けることが難しく、誰か事務局のようなまとめ役をやってくれませんかと言いしばらく呼びかけておりました。しかしなかなか手が挙がりませんでした。私も手を挙げようかどうしようかとすごく悩みましたが、仕事と子育ての両立もありますし、誰か手を挙げてくれるかなんて思いながらもやはり見つからず、今年の3月で町内会がなくなってしまいました。とても残念で、自分が手を挙げればよかったと思い後悔しておりました。そしたらその後、町内会という組織はなくなってしまいましたが、防災の組織は継続させたいという方が出てきて、それにはすぐ、「はい、参加します」と私も参加しました。現在、月1回のパトロールをしたり、防災に関する情報共有をしたりと地域の活動を始めました。このような経験も踏まえ、これも社会保障の一つかなと思いました。社会保障というと自助、公助、共助しかないようなイメージがあるかもしれませんが、地域社会における助け合いも一つ入れてもいいのではないかと思います。

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2つ目に、社会保障に関し、私が一番多くされる質問があります。先生方が同じかどうか分かりませんが、「僕たち、年金もらえますか?」、「年金制度って破綻しますよね」と多くの生徒が言ってきます。正直に言うと、分からないと答えます。制度設計してあるものなので、順調に行けば破綻することはないですが、国がどうなるか分かりません。しかし、一つ言えることがあり、大事なことは年金制度、いわゆる社会保障制度も含めて、破綻する・しないではなく、破綻させてはいけないという捉え方もできると思います。従って、社会保障を考えることは私たちが生きていく社会を丸ごと考えることと冒頭にお話ししましたが、社会保障制度を持続的なものにさせていくという役割も私たちは担っていると思います。

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3つ目は、社会保障イコールお金の話で、数年前に老後の2千万円問題の話が出たこともありますが、お金の話と考えている生徒が本当に多いです。しかし、お金があっても働く人やそのシステムがないと意味がないのではと思います。社会保障イコールお金プラス持続的な社会システム、このあたりが大切なのではないかと考え、生徒に対しても社会保障の問題に関して、お金だけではなく持続可能な社会システムをどれだけ私たちがつくっていけるのか、政治の話でもあるのではないかということを伝えています。

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では、こちらで私の発表は終わります。ご清聴ありがとうございました。