公益財団法人 生命保険文化センター

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健康

メタボリックシンドロームって何?

内臓脂肪型肥満プラス高血圧、高血糖など

食べすぎや運動不足、喫煙など生活習慣の積み重ねで起こる生活習慣病には、お腹のまわりに溜まった内臓脂肪が大きく関わっています。

この内臓脂肪型肥満に加えて、動脈硬化リスクである脂質異常、高血圧、高血糖のうち2つ以上重なった状態を、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)といいます。一つひとつのリスクは軽度でも、リスクが重なると心臓病や脳卒中といった生命を危険にさらす病気を引き起こしやすくなるため、注意が必要です。

内臓脂肪型肥満プラス高血圧、高血糖など

40歳~74歳では男性の約54%、女性の約20%がメタボリックシンドロームの疑いまたは予備軍

厚生労働省の「国民健康・栄養調査報告」によると、20歳以上において、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が強く疑われる人は、男性27.5%、女性11.9%、予備群と考えられる人は、男性25.4%、女性8.3%でした。

メタボリックシンドロームに着目した特定健康診査(医療保険者に実施義務あり)の対象となる40歳~74歳でみると、男性は約54%(強く疑われる人27.8%+予備群26.5%)、女性は約20%(強く疑われる人10.3%+予備群9.9%)が、メタボリックシンドロームに要注意という結果です。

メタボリックシンドロームの状況 (20歳以上)

図表_R5メタボリックシンドロームの状況 (20歳以上)男性

図表_R5メタボリックシンドロームの状況 (20歳以上)女性

  • 合計人数の割合と各項目の対象人数の割合は、それぞれ計算した値を四捨五入して算出しているため、必ずしも一致しません。

<厚生労働省「国民健康・栄養調査報告」/令和5年>

メタボリックシンドロームを予防するには

内臓脂肪は皮下脂肪に比べてエネルギーになりやすい性質がありますので、特に食事と運動には気を配りましょう。

  • 1日3食、バランスのとれた食事を(厚生労働省、農林水産省提唱の「食事バランスガイド」を活用しましょう)。
  • 運動を習慣に。特にウォーキングは手軽で効果的。
  • 禁煙しましょう。
  • アルコールは適量を守りましょう。
  • 十分な睡眠をとりましょう。
  • ストレスを上手に解消しましょう。