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健康
メタボリックシンドロームって何?
内臓脂肪型肥満プラス高血圧、高血糖など
食べすぎや運動不足、喫煙などの不健康な生活習慣の積み重ねで起こる生活習慣病には、お腹のまわりに溜まった内臓脂肪が大きく関わっています。
この内臓脂肪型肥満に加えて、動脈硬化リスクである脂質異常、高血圧、高血糖のうち2つ以上重なった状態を、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)といいます。一つひとつのリスクは軽度でも、リスクが重なると心臓病や脳卒中といった生命を危険にさらす病気を引き起こしやすくなるため、注意が必要です。
40~74歳では男性の約55%、女性の約17%がメタボリックシンドロームの疑いまたは予備軍
厚生労働省の「国民健康・栄養調査報告」によると、20歳以上において、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が強く疑われる人は、男性28.2%、女性10.3%、予備群と考えられる人は、男性23.8%、女性7.2%でした。
メタボリックシンドロームに着目した特定健康診査(医療保険者に実施義務あり)の対象となる40~74歳でみると、男性は約55%(強く疑われる人29.8%+予備群24.7%)、女性は約17%(強く疑われる人9.5%+予備群7.2%)が、メタボリックシンドロームに要注意という結果です。
メタボリックシンドロームの状況 (20歳以上)
<厚生労働省「国民健康・栄養調査報告」/令和元年>
メタボリックシンドロームを予防するには
内臓脂肪は皮下脂肪に比べてエネルギーになりやすい性質がありますので、特に食事と運動には気を配りましょう。
- 1日3食、バランスのとれた食事を(厚生労働省、農林水産省提唱の「食事バランスガイド」を活用しましょう)。
- 運動を習慣に。特にウォーキングは手軽で効果的。
- 禁煙しましょう。
- アルコールは適量を守りましょう。
- 十分な睡眠をとりましょう。
- ストレスを上手に解消しましょう。