リスクに備えるための生活設計
万一の場合
万一の恐れは、どれくらいの割合である?
40歳の死亡者数は、男性0.96人、女性0.56人
万一の場合、つまり人が「死亡」する割合はどれくらいなのでしょうか。その指標となるのが「死亡率」です。死亡率というのは、ある集団に属する人のうち、一定期間中に死亡した人数の割合です。通常、死亡者の割合は年齢とともに上昇していきます。
0歳の男女各1,000人の年齢別死亡率と死亡者数
厚生労働省の「簡易生命表(令和6年)」は、0歳の男女各100,000人の年齢ごとの死亡率と死亡者数などを表しています。 年齢別の死亡者数はどのくらいなのか、分かりやすいように0歳の男女各1,000人でみると、例えば男性40歳の死亡率は0.097で1年間に死亡する人は0.96人となっています。死亡率は徐々に上がり、50歳の死亡率は0.238(死亡者数2.31人)、60歳では0.639(死亡者数5.96人)となっています。
一方、女性では40歳の死亡率0.057(死亡者数0.56人)、50歳の死亡率0.141(死亡者数1.38人)、60歳では0.297(死亡者数2.85人)となっており、女性の死亡率が男性に比べて低いことがわかります。
<厚生労働省「簡易生命表」/令和6年をもとに生命保険文化センター作成>