リスクに備えるための生活設計
万一の場合
「万一」の主な原因は?
全体の約3割を占めるのが「悪性新生物(がん)」
万一のこと(死亡)が起こる原因としては、病気によることが多く、厚生労働省の「人口動態統計(確定数)」(2021年)によると、死因のトップは「悪性新生物」で、26.5%を占めています。次に多いのは「心疾患」で14.9%、以下「老衰」10.6%、「脳血管疾患」7.3%、「肺炎」5.1%と続いています。
年齢別にみると、40歳代~70歳代で悪性新生物、心疾患、脳血管疾患の3大疾病で死亡する割合が50%を超えており、60歳代では64.0%と最も多くなっています。
主な死因別死亡数の割合
<厚生労働省「人口動態統計(確定数)」/(2021年)>
年齢別の死因別死亡数の割合
<厚生労働省「人口動態統計(確定数)」/(2021年)>
「悪性新生物」で亡くなった人は年間約38万2千人
2021年の死亡者数をみると、約144万人となっています。そのうち「悪性新生物」が原因で亡くなった人は約38.2万人います。これを人口10万人あたりに換算すると約311人になります。 それに続く「心疾患」は約175人、「老衰」は約124人、「脳血管疾患」は約85人となっています。
死因順位別死亡数・死亡率(死亡率は人口10万人あたりの死亡者数)
死因 | 死亡数(人) | 死亡率 | |
---|---|---|---|
全死因 |
1,439,856 |
1,172.7 | |
上位5死因 | 926,031 | 754.2 | |
悪性新生物 | 381,505 | 310.7 | |
心疾患 | 214,710 | 174.9 | |
老衰 | 152,027 | 123.8 | |
脳血管疾患 | 104,595 | 85.2 | |
肺炎 | 73,194 | 59.6 |
<厚生労働省「人口動態統計(確定数)」/(2021年)>