リスクに備えるための生活設計
介護
介護を受けている人はどれくらい?
在宅は約409万人、施設利用者は約96万人
公的介護保険制度の趣旨は、できるだけ在宅で自立できるよう支援することにあります。厚生労働省の「介護保険事業状況報告(月報・暫定)」令和3年12月分(10月サービス分)によると、在宅で介護または要支援者向けの介護予防サービスを受けた人は約409万人、施設に入所してサービスを受けた人は約96万人です。
また、高齢者が住み慣れた地域で暮らすことを目的につくられた「地域密着型サービス」を受けた人は約90万人です。
在宅でサービスを受けた人数(介護予防サービスを含む)
区分 | 人数 |
---|---|
要支援1 | 329,427 |
要支援2 | 496,160 |
要介護1 | 1,088,023 |
要介護2 | 931,641 |
要介護3 | 573,638 |
要介護4 | 416,679 |
要介護5 | 249,642 |
総数 | 4,085,210 |
<厚生労働省「介護保険事業状況報告(月報・暫定)」/令和3年12月分(10月サービス分)>
施設でサービスを受けた人数
区分 | 介護老人 福祉施設 (特別養護 老人ホーム) | 介護老人 保健施設 | 介護療養型 医療施設 | 介護医療院 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
要支援1 | - | - | - | 1 | 1 |
要支援2 | - | - | - | 4 | 4 |
要介護1 | 5,762 | 42,659 | 209 | 774 | 49,383 |
要介護2 | 17,045 | 65,771 | 337 | 1,469 | 84,588 |
要介護3 | 148,460 | 84,449 | 946 | 3,778 | 236,892 |
要介護4 | 227,708 | 96,906 | 4,248 | 14,832 | 342,393 |
要介護5 | 167,893 | 57,428 | 5,589 | 17,437 | 247,656 |
総数 | 566,868 | 347,213 | 11,329 | 38,295 | 960,917 |
注:
1.同一月に2施設以上でサービスを受けた場合、施設ごとにそれぞれ受給者数を1人と計上するが、合計には1人と計上しているため、4施設の合算と合計が一致しない。
2.介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)への新規入所は原則、要介護3以上に限定されている(2015(平成27)年4月より)。
<厚生労働省「介護保険事業状況報告(月報・暫定)」/令和3年12月分(10月サービス分)>
介護老人 福祉施設 (特別養護 老人ホーム) | 介護老人 保健施設 | 介護療養型 医療施設 | 介護医療院 | |
---|---|---|---|---|
1施設あたりの定員数 | 69.3人 | 86.9人 | 34.4人 | 63.0人 |
1施設あたりの在所者数 | 66.6人 | 76.9人 | 29.3人 | 59.1人 |
利用率 | 96.0% | 88.5% | 85.2% | 93.9% |
平均要介護度 | 3.95 | 3.17 | 4.29 | 4.22 |
注:上記は2020(令和2)年10月1日現在のデータ。
<厚生労働省「介護サービス施設・事業所調査」/令和2年>
地域密着型サービスを受けた人数(介護予防サービスを含む)
区分 | 人数 |
---|---|
要支援1 | 5,330 |
要支援2 | 7,996 |
要介護1 | 267,006 |
要介護2 | 230,979 |
要介護3 | 178,594 |
要介護4 | 129,010 |
要介護5 | 81,951 |
総数 | 900,866 |
<厚生労働省「介護保険事業状況報告(月報・暫定)」/令和3年12月分(10月サービス分)>