旅行のネット予約は簡単・便利!~海外OTA(オンライン上でのみ取引を行う旅行会社)を利用するときは、契約条件に気を付けて~
近年、旅行をネット予約する人が増えています。
OTA(オンライン・トラベル・エージェント)とは、オンライン上のみで取引を行う旅行会社のことで、24時間365日どこからでも簡単に、ホテルや航空券、ツアー、レンタカーなどの予約を取ることができ、とても便利です。
OTAには、国内OTAと海外OTAがあります。海外OTAであっても、サイトは日本語表記のため違和感なく利用できますが、海外OTAは本拠地が海外であることから、日本の旅行業法や標準旅行業約款の適用を受けず、独自の利用規約に従うことになります。そのため、予約申込みを進めていく中でキャンセルポリシーなどの契約条件をよく確認することが大切です。
海外OTAを利用したときのトラブルとして、「ホテルを予約したのに、現地に行ったら予約されていなかった」、「ホテルは無料キャンセルを了承したにもかかわらず、海外OTAから返金されない」といったご相談を受けることがあります。その理由を探るには詳しい事情を聞く必要がありますが、海外OTAとホテルの間に提携業者が関わることがあり、取引が複雑化する場合があるようです。
海外OTAを利用したときのトラブルとその解説
・ホテルと航空券を予約したが、すぐにキャンセルした。ホテルは無料でキャンセルできたが、航空券はキャンセル料100%だった。
<解説>ホテルと航空券を組み合わせたセットプランであっても、ホテルと航空券はそれぞれ契約先が異なります。キャンセルポリシーもそれぞれ取り決められており、その内容に従います。
・海外往復航空券を予約したが欠航となった。4ヵ月後に航空会社からバウチャー(引換券・クーポンなど)で返金されたが、現金で返金してほしい。
<解説>払戻し方法にどのような取決めがあるかの確認が必要です。「バウチャー」と明確に表示されていなければ交渉の余地はあります。予約番号や欠航証明書(メール)などを保存しておくと安心です。
・旅館を予約したはずなのに予約確認メールが届かなかった。予約できていないと思い、別のホテルに泊まったところ、旅館からノーショー(無断キャンセル)による100%のキャンセル料を請求された。
<解説>メールが届かなかった理由として、「迷惑メールフォルダに振り分けられた」、「メールの受信制限の設定をしている」、「メールボックスの容量オーバー」などが考えられます。このような理由に心当たりがない場合は、予約時にメールアドレスを間違えて入力した可能性もあります。メールが届かなかったとしても、マイページで予約内容などを確認できます。
海外OTAに限らず、旅行をネット予約する際は、消費者自身が契約条件や予約内容を十分に確認することが、トラブルを防ぐ第一歩となります。
トラブルにあわないためのチェックポイント
・サイトを運営しているのが国内事業者か海外事業者かを確認する。
・申込みを完了する前に、キャンセルポリシーなどの契約条件や入力内容を確認する。
>名前のスペルやメールアドレス、旅行日程などの予約内容が正確に入力されているか。入力内容を印刷やスクリーンショットなどで残しておくと安心。
・申込後に、予約確認メールやマイページで旅行内容を再度確認する。
・海外OTAの場合は、カスタマーセンターへの連絡手段(電話、メールなど)や日本語対応の有無などを確認する。
>サイトが日本語表記だからといって、必ずしも日本語対応をしているとは限らない。問合せフォームから連絡する場合は、フォームに入力した内容をスクリーンショットなどで保存しておく。
このように、消費者一人ひとりが注意や確認を行いながら、OTAを上手に活用していきましょう。