公益財団法人 生命保険文化センター

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主契約の種類

終身保険

定期保険と同様に死亡した場合のみ、死亡保険金が受け取れます。保険期間は定期保険と異なり一定ではなく、一生涯死亡保障が続きます。
満期保険金はありません。

保険料の払込みが一定年齢または一定期間で満了する有期払込タイプと、一生涯払い続ける終身払込タイプがあります。
契約当初の一定期間の保険料を低く抑え、その分一定期間経過後の保険料を高くする「ステップ払込」タイプを取り扱う生命保険会社もあります。

無選択型終身保険では、契約後2年間など一定期間内に疾病により死亡した場合は死亡保険金ではなく、既に払い込んだ保険料相当額が支払われます。

(有期払込タイプの例)

有期払込タイプの例

※仕組図のオレンジ色は、将来の保険金・給付金の支払いに備えて積み立てられる部分を表しています

これらの主契約を取り扱っていない生命保険会社や、これら以外の主契約を取り扱っている生命保険会社もありますので確認が必要です。

活用方法アイコン
一生涯の保障があるため、いつ死亡しても死亡保険金を遺族に残したい場合などに活用できます。

特徴のある終身保険の例
  • 保険料払込期間中など一定期間の解約返戻金を通常より抑えることで保険料を割安にしたもの(低解約返戻金型の終身保険)
  • 保険料の払込みが「一時払」専用で、契約後、所定の期間(5年など)は保険金が低く設定されるが、徐々に増額され、所定の期間経過後は定額になるもの(逓増型の終身保険)
  • 保険料の払込みが「月払」や「年払」で、保険料払込期間中の保険金を払込保険料の累計額相当に抑えて高齢期の保障額を手厚くしたもの(積立終身保険)
  • 市場金利の変動に合わせて、積立利率が所定の期間ごと(毎月など)に見直され、最低保証されている利率より高い利率が適用された場合は保険金などの増加が期待できるもの(積立利率変動型終身保険)
  • 保険期間中、所定の時期に生存していると祝金(生存給付金)が受け取れるもの(生存給付金付終身保険)

終身保険では、外貨建てや市場価格調整(MVA)を利用した商品もあります。 これらは市場リスクを有する商品です。市場リスクは保険契約者・受取人に帰属しますので、契約時には市場リスクについてもよく理解しておきましょう。

関連項目

外貨建ての生命保険とは?
市場価格調整(MVA)を利用した生命保険とは?