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保険料と配当金

配当金に関する重要事項

配当金で知っておくべきことは?

配当金には、通常配当と特別配当の2つがあります。

通常配当

3利源配当タイプの「毎年配当型」では、通常、契約後3年目の契約応当日から毎年、利差配当タイプの「5年ごと利差配当型」では契約後6年目の契約応当日から5年ごとに分配される配当金です。

特別配当

長期継続契約に対して支払われる配当金です。死亡や満期などにより保険契約が消滅するときなどに支払われます。

配当金は確定したものではなく、毎年の決算の結果によって変動するものです。生命保険の保険料は、予定利率としてあらかじめ一定の収益を見込んで割り引かれていますので、実際の運用収益が予定を下回るなど剰余が生じなかった場合には、配当金がゼロになることがあります。

しかし、それは「約束した予定利率を上回って支払う配当金がゼロ」ということであり、「預貯金の利息がゼロ」ということとは意味が異なります。

また、分配される配当金は保険種類や契約年月日など契約内容によって異なります。

保険設計書(契約概要)に配当金が記載されている場合、その金額は約束されたものではありません。直近の決算が、そのまま将来にわたって続いたものと仮定して計算された予測の金額であり、あくまでも1つの目安です。配当金による保険の買増しによって、「保険金や年金などを将来いくら受け取れる」という表示も同様です。

利率変動型保険ってなに?

  • 一般的な生命保険の場合、通常は契約時に適用される予定利率が契約後に変更されることなく、将来金利環境が変化しても契約時の予定利率が適用されます。しかし、予定利率を契約時の予定利率に固定せず、金利環境の変化に基づいて、適用する予定利率を一定期間注)ごとに見直す保険も発売されています。「予定利率変動型」「積立利率変動型」「利率変動型」「利回り変動型」などの名称がついている終身保険や個人年金保険などがそれです。
  • 適用される予定利率には最低保証があります。予定利率の見直しによって適用される利率が最低保証される利率より高く設定された場合、それに応じて最低保証される保険金額や年金額、解約返戻金などが増えます。
  • 払い込む保険料は保険期間にわたって変わりません。

注) 有配当の終身保険は毎年あるいは3年ごと、無配当の終身保険は毎月、個人年金保険は5年ごと、など保険会社が独自に見直しの時期を定めています。