生命保険文化センターは、公正・中立な立場で生活設計と生命保険に関する情報を提供しています。(設立1976年)
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保険料の負担軽減・払込の中止と契約の継続
保険料の負担を軽くしたいとき
保険金の減額
保険金額を減額することにより、それ以降の保険料の負担を軽くする方法です
- 減額した部分は解約したものとして取り扱われます。
- 各種特約の保障額が同時に減額される場合もあります。
途中から保険料を払い込まずに、契約を有効に続けたいとき
延長(定期)保険への変更
保険料の払い込みを中止して、その時点での解約返戻金をもとに、死亡保障のみの定期保険に変更する方法です。
- 死亡保険金はもとの保険と同額ですが、保険期間が短くなることがあります。
- 付加している各種特約は消滅します。
- 解約返戻金が少ない場合、変更できないことがあります。また、保険の種類によっては、利用できない場合があります。
払済保険への変更
保険料の払い込みを中止して、その時点での解約返戻金をもとに、保険期間をそのままにした保障額の少ない保険(同じ種類の保険または養老保険)に変更する方法です。
- 付加している各種特約は消滅します。ただし、リビング・ニーズ特約は継続するのが一般的です。
- 解約返戻金が少ない場合、変更できないことがあります。また、保険の種類などによっては、利用できない場合があります。
急に現金が必要になったとき
配当金の引出し
配当金の受取方法を「積立」にしている場合、積み立てた配当金の全部または一部を途中で引き出せます。
- 配当金の受取方法が「積立」になっているかどうかを保険証券で確認するか、生命保険会社に照会してください。
契約者貸付
契約している生命保険の解約返戻金の一定範囲内で、貸し付けを受けることができます。
- 貸付金には所定の利息(複利)がつきます。貸付利率は契約の時期などにより異なります。
- 借りたお金は、その全額または一部をいつでも返済できます。
- 未返済のまま満期を迎えたり、被保険者が死亡したときは、それぞれ満期保険金・死亡保険金から、その元金と利息が差し引かれます。
- 保険種類などによっては、利用できない場合があります。