生命保険を知る・学ぶ

「知っておきたい生命保険の基礎知識」、「生命保険Q&A」を、「約款」の解説としてご利用いただくことができます。

閉じる

トップ > ひと目でわかる生活設計情報 > リスクに備えるための生活設計 > 病気・ケガ > 先進医療とは? どれくらい費用がかかる?

先進医療とは? どれくらい費用がかかる?

厚生労働省が認めた高度な医療技術

特定の大学病院などで研究・開発された難病などの新しい治療や手術などは、ある程度実績を積んで確立されると、厚生労働省に「先進医療」として認められます。

先進医療は、公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術などです。
評価の結果、公的医療保険の対象に移ったり、評価の対象から外れたり先進医療の内容は時とともに変化します。
2016年1月1日現在、先進医療は114種類となっています。

先進医療の技術料は全額自己負担

先進医療を受けると、診察料、検査料、投薬料、入院料などは公的医療保険が適用されます。ただし、先進医療の技術料は全額自己負担になります。

なお、厚生労働省に届け出た医療機関以外で先進医療と同様の治療・手術などを受けても先進医療とは認められません。

また、医療技術ごとに対象となる症状等があらかじめ決まっていますので、該当しなければ先進医療とは認められません。

先進医療と認められない場合は、全てが公的医療保険の対象外となり、診察料を含め全額自己負担となります。


【例】会社員(70歳未満・月収28〜50万円)で、1ヵ月の医療費が200万円、
うち先進医療の技術料が100万円の場合

※月収とは給与所得者の場合、月々の保険料算出の基礎として用いる「標準報酬月額」を指します。

先進医療の技術料(全額自己負担)=100万円、診察・検査・投薬・注射・入院料など公的医療保険の負担(7割)=70万円、(注)患者の自己負担(3割)=30万円、全体の医療費(200万円)、公的医療保険の対象(100万円)

注 :  このケースでは、患者の自己負担30万円のうち21万2,570円は高額療養費として給付されるので、
実際の医療費の自己負担額は8万7,430円になる。

⇒ 
最終的な患者の自己負担額
先進医療の技術料100万円+8万7,430円=108万7,430円

医療費の自己負担

医療費の自己負担割合や自己負担限度額は、年齢や所得によって異なります。


先進医療の例

先進医療技術 技術料(1件当たり平均額) 平均入院期間 年間実施件数
高周波切除器を用いた子宮腺筋症核手術 301,000円 11.4日 138件
陽子線治療 2,680,805円 13.0日 3,012件
自己腫瘍・組織及び樹状細胞を用いた活性化自己リンパ球移入療法 397,019円 3.3日 116件
多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術 535,218円 1.2日 9,877件
歯周外科治療におけるバイオ・リジェネレーション法 59,338円 - 373件
前眼部三次元画像解析 3,817円 0.6日 7,788件

<中央社会保険医療協議会「平成27年6月30日時点で実施されていた先進医療の実績報告について」を元に技術料を算出>

先進医療の実績

実績報告
対象期間
先進医療
技術数
実施医療
機関数
全患者数 総金額 保険外併用療養
費の総額
(保険診療分)
先進医療費
用の総額
1入院全医療
費のうち先進
医療分の割合
2014.7.1

2015.6.30
108種類 786施設 28,153人 約295.1億円 約90.1億円 約205億円 69.5%

注:

1. 1施設で複数の先進医療技術を実施している場合でも、1施設として計上。

2. 先進医療Aと先進医療Bの両方を実施している場合でも、1施設として計上。

<中央社会保険医療協議会「平成27年6月30日時点で実施されていた先進医療の実績報告について」/平成28年1月14日>

このページの感想をお聞かせください。

掲載内容は参考になりましたか?

掲載内容はわかりやすかったですか?

送信
ページトップへ