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リスクに備えるための生活設計
介護

認知症患者はどれくらい?

65歳以上の5.4人に1人が認知症患者

高齢化の進展とともに、認知症患者数も増加しています。「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」の推計では、65歳以上の認知症患者数は(各年齢の認知症有病率が一定の場合)、2025年には約675万人(有病率18.5%)と5.4人に1人程度が認知症になると予測されています。

認知症の人の推定人数・有病率の将来予測

認知症の人の推定人数・有病率の将来予測

「各年齢の認知症有病率が上昇する場合」は、糖尿病(認知症の危険因子)有病率が2012年から2060年までに20%上昇すると仮定したものです。

<内閣府「平成29年度版高齢社会白書」>

認知症は脳の病気

認知症はさまざな原因により脳細胞が死んだり働きが悪くなって記憶・判断力の障害が起こり、生活に支障をきたす病気です。 単なる「加齢によるもの忘れ」とは違います。

「加齢によるもの忘れ」と「認知症によるもの忘れ」の違い(一例)

 加齢によるもの忘れ認知症によるもの忘れ
体験したこと 一部を忘れる
(例)朝ごはんのメニュー
すべてを忘れている
(例)朝ご飯を食べたこと自体
もの忘れの自覚 ある ない(初期には自覚があることが少なくない)
探し物に対して (自分で)努力して見つけようとする 誰かが盗ったなどと、他人のせいにすることがある
日常生活への支障 ない ある
症状の進行 極めて徐々にしか進行しない 進行する

<政府広報オンライン「知っておきたい認知症の基本」/2023(令和5)年8月16日>