「理想的な相手が見つかるまでは結婚しなくてもかまわない」と考える人が増加

「いずれは結婚するつもり」と考える未婚者の割合は、男性81.4%（前回85.7%）、女性84.3%（前回89.3%）で前回調査から減少しています。

結婚する意思のある未婚者のうち、「ある程度の年齢までには結婚するつもり」と「理想的な相手が見つかるまでは結婚しなくてもかまわない」と考える人の割合はほぼ半々となっています。前回調査に比べ、男女とも「ある程度の年齢までには結婚するつもり」が減少し、「理想的な相手が見つかるまでは結婚しなくてもかまわない」が増加しました。

結婚意思をもつ未婚者の結婚に対する考え方

男性

結婚に対する考え方	第11回調査(1997年)	第12回調査(2002年)	第13回調査(2005年)	第14回調査(2010年)	第15回調査(2015年)	第16回調査(2021年)
ある程度の年齢までには結婚するつもり	48.6％	48.1％	51.9％	56.9％	55.2％	49.8％
理想的な相手が見つかるまでは結婚しなくてもかまわない	50.1％	50.5％	46.7％	42.4％	42.9％	48.6％
不詳	1.3％	1.4％	1.3％	0.7％	1.9％	1.6％
総数（18～34歳） （標本数）	100.0％ （3,420）	100.0％ （3,389）	100.0％ （2,732）	100.0％ （3,164）	100.0％ （2,319）	100.0％ （1,654）

女性

結婚に対する考え方	第11回調査(1997年)	第12回調査(2002年)	第13回調査(2005年)	第14回調査(2010年)	第15回調査(2015年)	第16回調査(2021年)
ある程度の年齢までには結婚するつもり	42.9％	43.6％	49.5％	58.4％	59.3％	46.8％
理想的な相手が見つかるまでは結婚しなくてもかまわない	56.1％	55.2％	49.0％	40.5％	39.2％	51.7％
不詳	1.1％	1.3％	1.4％	1.1％	1.5％	1.5％
総数（18～34歳） （標本数）	100.0％ （3,218）	100.0％ （3,085）	100.0％ （2,759）	100.0％ （3,044）	100.0％ （2,296）	100.0％ （1,731）

注：対象は「いずれ結婚するつもり」と答えた18～34歳の未婚者。
＜国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査」／2021年＞

結婚すること、独身でいることの利点

結婚することの利点としては、男女ともに「精神的な安らぎの場が得られる」、「自分の子どもや家族をもてる」をあげる割合が高くなっています。一方、独身生活の利点としては、男女ともに「行動や生き方が自由」が最も多く、次いで「家族を養う責任がなく、気楽」となっています。

結婚することの利点（複数回答2つまで）

注：対象は18～34歳の未婚者。結婚することに利点があると回答した割合は、男性63.3%、女性70.9%。

＜国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査」／2021年＞

独身でいることの利点（複数回答2つまで）

注：対象は18～34歳の未婚者。独身生活に利点があると回答した割合は、男性84.1%、女性90.3%。

＜国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査」／2021年＞