介護保障に関するQ&A
介護保険(特約)の保障期間と年金の受取期間は?
保障期間・年金受取期間はいずれも「有期」と「終身」があります
介護保険(特約)の保障期間と、介護年金受取期間には、それぞれにタイプがあり、その組み合わせもさまざまです。保障期間は終身で介護年金の受取期間が10年など一定のもの、逆に保障期間が一定で介護年金受取期間は終身のものもあります。保障期間、介護年金受取期間について、それぞれどのようなタイプがあるかを見てみましょう。
保障期間について
保障期間には、「有期」(一定期間、または一定年齢まで)と「終身」(一生涯)の2タイプあります。
- 「有期」の場合
保障期間内に所定の要介護状態になり、その状態が一定期間継続したと医師により診断確定された場合に、一時金や年金を受け取ることができます。保障期間満了後は受け取ることができないため注意が必要です。保障期間は生命保険会社によって異なり、また、契約年齢によっても異なります。
例えば、最長で85歳までの取り扱いをする会社や、最短で5年からの取り扱いをする会社もあります。また、医師の診査などなしに所定の年齢まで自動更新の取り扱いをする会社や、所定の時期に申し出ることによって、保障期間を「終身」に変更できる会社もあります。 - 「終身」の場合
保障期間は一生涯です。保険料の払込期間は一定年齢までのタイプと終身のタイプがあります。
介護年金受取期間について
年金受取期間にも、「有期」(一定期間、または保険期間満了まで)と「終身」(一生涯)の2タイプあります。
- 「有期」の場合
年金の受取期間は10年など一定期間とするタイプが多くなっていますが、保障期間満了までとするタイプもあります。 - 一定期間としているものは、いちど給付要件を満たせば、その後の要介護状態が継続しているかどうかを問わず、継続して年金を受け取れるのが一般的です。
- 保障期間満了までのものは、保障期間の残りが短くなってから給付要件を満たした場合、受け取る年数が短くなります。ただし、極端に短くならないよう5年などの最低保証年数が一般的に定められています。
- 「終身」の場合
給付要件を満たして年金の受け取りを開始した後は、毎年の請求時に給付要件を満たしている限り、年金が受け取れるものが多くなっています。