2.契約申込みの流れ

  • 生命保険会社もしくは営業職員や保険代理店には、生命保険商品を提案するにあたって、事前にどのような保障が必要かなど保険加入を検討している人の意向を把握する義務があり、その意向に沿って商品の提案・説明を行います。

ステップ1:「申込書の提出」

  • 申込書には、生命保険会社と契約を結ぶ契約者と、保険の対象になる被保険者がそれぞれ署名します(押印が必要な場合もあります)。契約者と被保険者が別人の契約では、通常、被保険者の同意が必要です。
  • 契約者は、「契約概要」・「注意喚起情報」・「ご契約のしおり約款」の受領書等に署名します。
注意
  • 「契約概要」・「注意喚起情報」・「ご契約のしおり」は必ずよく読み、内容についてわからない点があれば生命保険会社、営業職員、保険代理店に説明を求めるなどして、申込み前に十分理解しておくことが大切です。

    ※変額保険・変額個人年金保険や外貨建ての生命保険などの場合は、投資性の強い金融商品としてよく理解しておきたいことがあります([6.投資性の強い生命保険の留意点]を参照してください)。

  • 意向確認書面」で申込み内容が自分のニーズに合っているか、申込み前によく確認することが大切です。

    ※生命保険会社は、一定の保険契約の申込みにあたって、契約者のニーズと保険商品の内容が一致しているかを最終的に「意向確認書面」で契約者に確認する手続きが義務づけられています。


ステップ2:「告知(診査)」

  • 被保険者は、現在の健康状態、過去の傷病歴、職業などを、告知書や生命保険会社の指定した医師などの質問に、事実をありのまま告げる「告知義務」があります。
  • 「告知(診査)」は、契約者間で保険料負担を公平にするために重要です。
注意
  • 現在の健康状態、過去の傷病歴、職業などについて事実を告げなかったり、偽りの告知をしたなどの「告知義務違反」があった場合は、営業職員などからそのように告知するよう勧められたときなどを除き、契約(特約)が解除されて、保険金や給付金などが受取れなくなることがあります。
  • 傷病歴などがあっても、「保険料の割増」や「保険金の削減」、「特定部位不担保」など特別条件つきで契約できる場合や、これらの特別条件なしに通常どおり契約できる場合があります。また、傷病歴がある人への引受範囲を拡げた商品を取り扱う生命保険会社もあります。
  • 既に契約している生命保険の解約や転換によって新たな生命保険を契約する場合や、失効した契約をもとに戻す(復活する)場合も同様に告知義務があります。
  • 営業職員や生命保険面接士などには告知受領権がないため、口頭で伝えても告知したことにはなりません。

ステップ3:「保険料の払込み」

  • 第1回保険料充当金を払込みます。申込みが生命保険会社に承諾された場合は、第1回目の保険料に充てられ、承諾されない場合は返金されます。

申込みを取り消す方法があります。

生命保険には、申込みを取り消せる「クーリング・オフ制度」があります。

  • 一般的に、「クーリング・オフに関する書面を受取った日」か「申込日」のいずれか遅い日から、その日を含めて8日以内ならば申込みを撤回でき、保険料は返金されます。
  • 生命保険会社や商品によっては9日以上の期間を設けたり、「申込日からその日を含めて8日以内」などの取り扱いもあります。
  • 手続きは、生命保険会社の本社か支社あてに、はがき、または封書を郵送することによって行います。

<クーリング・オフ申し出の記入例>


クーリング・オフ制度が適用されない場合

  • 契約にあたり、生命保険会社が指定した医師の診査を受けた場合
  • 保険期間が1年以内の契約の場合 など

    ※クーリング・オフ制度の取り扱いは、生命保険会社や商品によって異なります。詳しくは、生命保険会社にご確認ください。

生命保険会社の承諾〜契約成立

  • ステップ1〜3までの手続きが終了し、生命保険会社が契約を承諾すると、通常、ステップ2またはステップ3のいずれか遅いときにさかのぼって保障が始まります。このように、生命保険会社が契約上の責任を開始する時期を「責任開始期(日)」といいます。
  • 生命保険会社によっては、ステップ3「保険料の払込み(第1回保険料充当金)」を口座振替にする取り扱いがあります。その場合は、口座からの引落しを待たずに、ステップ1、2の2つが終わった時点にさかのぼって保障が始まります。

保険証券の受領

  • 生命保険会社から送られてくる保険証券の内容が、申込んだ内容と合っているか確認しましょう。誤りがある場合は、すみやかに生命保険会社に連絡をしましょう。

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