平成9年4月24日 '97−2号 Press Release  

個人化・多様化が進む日本人の生活価値観〜「1996日本人の生活価値観」調査まとまる〜


3.生活満足度と生活上での諸々の意識
(3) 現在の日本社会に対する評価
━━「日本は良い社会」と思う人が急減して3割以下へ。「政治の腐敗」と「犯罪の増加」を問題とする人が最も多く、「風俗の乱れ」や「倫理観の薄れ」を嘆く人が大幅に増加。━━
3-(3)-2  日頃強く感じるのは「政治の腐敗」と「犯罪の増加」。大幅に増加したのは「風俗の乱れ」や「倫理観の薄れ」

日本社会について日頃感じていることを尋ねた結果(複数回答)、最も多いのは「政治の腐敗」 (62.9%)で、次いで「犯罪の増加」(61.9%)となっている。91年からの変化をみると、「風俗の乱れ」(+17.9ポイント)や「倫理観の薄れ」(+10.7ポイント)の増加が顕著に現れている。 一方、「企業利益の優先」(−15.3ポイント)と「国際社会で役割を果たしていない」(−6.2ポ イント)の割合は減少している(図表23)。

年齢別にみると、「老人・身体障害者など社会的弱者に冷たい」、「正しいことが通らない」 といった項目をはじめとして、現代社会の大きな担い手である30〜40代で社会に対するマイナスイメージが大きくなっている(図表24)。

図表23 社会について日頃感じていること (拡大図へ)

図表24 日本社会について日頃感じていること

(単位:%)

総数

(人)
政治が腐敗している 犯罪が増加している 自然環境を破壊しすぎている 風俗が乱れている 社会的弱者に冷たい 企業の利益が優先されている 倫理観が薄れてきている 正しいことが通らない
全体 1,794 62.9 61.9 52.3 42.5 40.1 34.6 33.1 26.1
16〜19歳 64 48.4 60.9 50.0 14.1 29.7 26.6 9.4 29.7
20代 204 60.3 55.4 48.5 20.1 41.7 26.0 17.6 23.0
30代 301 67.4 61.1 49.5 40.2 45.5 37.9 30.9 31.9
40代 418 64.6 61.7 56.7 46.4 47.4 41.1 40.4 30.6
50代 387 65.4 61.0 50.6 49.1 36.4 32.3 37.0 23.8
60代 420 59.3 66.9 53.6 49.3 33.1 33.3 34.8 20.5

総数

(人)
不平等がありすぎる 国際社会で役割を果たしていない 努力しても報われない プライバシーが守られていない

自由や権利が尊重されない

その他 感じていることは特にない
全体

1,794

24.9

20.2

16.0

14.7

13.0

1.2

5.4

16〜19歳

64

23.4

14.1

10.9

15.6

17.2

1.6

7.8

20代

204

27.5

22.5

11.3

7.8

12.7

1.5

7.4

30代

301

31.2

23.9

16.9

18.6

16.6

0.3

4.0

40代

418

26.3

23.9

19.9

16.3

13.6

1.9

3.6

50代

387

19.9

18.6

16.3

14.7

10.6

1.3

5.7

60代

420

22.6

15.2

14.3

13.6

11.7

0.7

6.7

(注)網掛けは、全体の平均値に比べ、その年代の値が統計的に高いと認められた箇所


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