平成9年4月24日 '97−2号 Press Release  

個人化・多様化が進む日本人の生活価値観〜「1996日本人の生活価値観」調査まとまる〜


2.分野別にみる調査結果の特徴
(2) 「人間関係」に関する考え方
━━「集団の和」を重視して自分の主張を抑えようとは思わない。一方、多くの人から孤立してでも自分の考え・主張を押し通したいという意識も弱まっている。自己主張しつつも集団から離れたくないという、「つかず離れず」の関係を模索。━━
2-(2)-4 ほぼ全ての層で強まる「気の合った仲間に自分を分かってもらえばよい」という意見

「多くの人から理解されなくても、気の合った仲間さえわかってくれればよい」という考えかたへの支持率は、85年で44.6%、91年で51.0%と増加している。

性・年齢別に支持率の変化をみると、85年と比較して男女ともほとんどの年齢層で支持率が高まっている。中でも男性の10代が62.5%と85年の43.3%から19.2ポイント増加するなど、若年層における人間関係の形成の仕方が変わりつつあることが窺える(図表7)。

図表7 多くの人から理解されなくても、気の合った仲間さえわかってくれればよい

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 以上から、「集団の和」を重視して自分の主張を抑えようとする意識が弱まっている一方で、 多くの人から孤立してでも自分の考えや主張を押し通そうとする意識も弱まっていることが読み取れる。これは、自己主張しつつも集団から離れたくないというような、「集団とつかず離れず」の関係を求める意識の変化とみてとれる。また、自分と気の合った、あるいは考え方が同じである人とだけ付き合っていたいという意識が高まってきており、限定した範囲でのつきあいを重視してきている傾向もみられる。


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