平成9年4月24日 '97−2号 Press Release  

個人化・多様化が進む日本人の生活価値観〜「1996日本人の生活価値観」調査まとまる〜


2.分野別にみる調査結果の特徴
(1) 「家族」に関する考え方
━━伝統的な性別役割分業の考え方への支持者は3割弱。家族内での自己犠牲意識が薄れ、「家族のための自分」から「自分のための家族」へと考え方が変化。━━
2-(1)-3  すべての年齢層で高まる「家族の死に備える」意識

「家族の者が死亡した場合の生活のことも、きちんと考えておきたい」という考え方への支持率は、85年で62.8%、91年で69.5%、96年で73.5%と着実に増加している。

性・年齢別に支持率の変化をみると、85年の調査と比較して全ての年齢層で支持率が増加している。一般に自らの家庭を形成する層である30代以上では、男女とも7割以上がこの考え方を支 持している(図表3)。

図表3家族の者が死亡した場合の生活のことも、きちんと考えておきたい

(拡大図へ)

 以上から、「家族のために尽くす」という意識が弱まっている一方、家族の死後の自分の生活を考える意識が高まっていることがわかる。これらのことから、従来型の家族を中心とした考え方が弱まり、代わりに家族のなかでもひとりひとりが自分を大切にする「自立型家族関係」構築への意識が芽生えてきたと考えられる。


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