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平成15年12月11日 '03−12号 Press Release

「生活設計と金融・保険に関する調査 第5回」まとまる
-調査結果のポイント-


5.
将来に対する不安の高い独身中高年層

(1)
独身生活の最大のデメリットは「将来に対して不安」で57.4%
  独身生活のデメリットについてみると、「将来に対して不安」が57.4%と最も高くなっている。特に女性は66.7%と男性の46.7%を大きく上回っている。また、女性は「経済的に苦しい」が40.9%と男性の5.9%を大幅に上回っている。
 
図8 独身生活のデメリット(上位5項目)
図8 独身生活のデメリット(上位5項目)

(2)
女性で高い生活不安
  生活不安についてみると、「家族の病気や事故」(81.2%)、「収入の不安定化」(75.9%)、 「収入の減少」(73.2%)、「老後の経済的生活」(69.8%)など全般に生活不安が高くなっている。特に女性は全般に生活不安が高くなっており、現在の生活には満足しているものの、将来の生活には不安を抱えている状況がみてとれる。
 
図9 生活不安(上位5項目)
図9 生活不安(上位5項目)

(3)
生活保障に対する今後の追加準備意向が高い中高年独身層
  生活保障に対する今後の追加準備意向についてみると、「老後保障」の79.5%をはじめ、「介護保障」(77.3%)、「医療保障」(73.3%)など総じて高く、独身中高年層の生活保障ニーズは高い。
 
図10 生活保障に対する今後の追加準備意向
図10 生活保障に対する今後の追加準備意向


6.
アクティブな老後生活像を描く独身中高年像

(1)
老後金融資産は多様な使途予定
  老後を迎えるまでに準備する金融資産の使途予定についてみると、「医療費」が79.5%と最も高く、ついで「介護費用」(75.8%)、「日常生活費」(70.9%)と必要不可欠な使途が上位になっているが、 「交際費」(64.9%)、「レジャーや娯楽・趣味」(62.6%)など老後生活を積極的に楽しむための費用も高くなっており、老後の資金使途は多種多様になっている。
 
図11 老後金融資産の使途(上位7項目)
図11 老後金融資産の使途(上位7項目)

(2)
多様でアクティブな老後ライフスタイルを描く自己実現型
  老後のライフスタイルについてみると、「レジャーや娯楽・趣味」(83.2%)、「友人や知人との交流」 (83.1%)、「旅行」(72.5%)など、アクティブに活動して老後生活を楽しもうと考えている人が多くなっている。特に、自己実現型はどのライススタイル像も高くなっており多様で活動的な老後ライフスタイル像を描いていることがわかる。
 
図12 老後のライフスタイル
図12 老後のライフスタイル


7.
老後経済生活には厳しい見通し

(1)
老後の金融資産準備予想額は二極化
 

老後を迎えるまでに、どれくらい金融資産を準備できるかについてみると、「500万円未満」が28.0%と3割近くに達しており、老後の金融資産準備に厳しい見方をしている人が多くなっている。しかし、「3000万円以上」も18.6%と多いことから、老後金融資産準備予想額は二極化している。

 
図13 老後の私的金融資産準備予想額
図13 老後の私的金融資産準備予想額

(2)
老後のフローの収支は月々6.6万円の赤字の見通し
  老後の生活費としての月々の必要額をみると、平均25.1万円となっているが、公的年金、企業年金、労働収入などを合わせた老後の月々の定期的な収入の見込みは平均18.5万円となっている。フローの収支は平均で月々6.6万円の赤字となっている。老後金融資産予想額も低い人が多いことから、老後の経済的生活に対し全般的には厳しい見通しとなっている。
 
図14 老後の必要生活費
図14 老後の必要生活費
  図15 老後の収入予想額
図15 老後の収入予想額