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平成14年3月20日 '01-12号 Press Release

「第5回・生活者の価値観に関する調査」まとまる
― 一段と強まった個人化と多様化 ―


7.価値観の特徴と今後の動向(まとめ)

 83の価値意識への回答を分析した結果、生活者の価値観として集約されたのは、「集団志向」、「自立志向」、「快楽志向」、「自適志向」、「安直志向」の5つである。
 5つの価値観の特徴と、生活意識等との関連性、ならびに今後の動向を示すと下表のようになる。
 
図表3 価値観の特徴と今後の動向

価値観 集団志向 自立志向 快楽志向 自適志向 安直志向
特徴 社会や家族といった集団に対して責任と自覚を持って関わっていこうとする リスクをとってでも積極的に努力・挑戦する意識を持ち、家族にも個人として対等な関係を重視する 現在を楽しむことを重視し、同時に責任や努力を回避し、利己的な人間関係を構築する 気のあった仲間と自分のセンスで現在を楽しく暮らすことを重視する 努力や苦労を避け、他人の意見に同調し、依存することを重視する
年齢別分布
年齢以外の属性的特徴 ・自営、公務員多い ・男性割合高い
・未婚割合高い
・常雇被用者多い
・大学卒多い
・男性割合高い
・未婚割合高い
・女性割合高い
・無職多い
・保有資産多い
・女性割合高い









不安な点 ・ 風俗の乱れ、
 倫理観の薄れを
 不安視
・ 自然環境破壊
 を不安視
  ・ 社会的弱者に
 冷たい日本を不
 安視
 
生活満足度
・ 生活満足度高い   ・生活満足度低い    
コミュニケーション ・家族とのコミュ
 ニケーションが
 充実
・職場の友人・知人
 数多い
・インターネット
 利用割合高い
・メールによる
 情報交換が密
   
生活設計 ・将来の資産形成
 計画を立てる割
 合が高い
  ・未婚者は結婚
 意向や子どもを
 持ちたい割合が
 低い
   
生活保障 ・ 老後準備割合が
 高い
・ 今後生命保険で
 医療保障準備を
 考える
    ・ 今後生命保険で
 老後保障準備を
 考える
金融商品選択   ・運用系金融商品
 保有率が高い
  ・安全性を重視し
 た資産形成を
 志向
・資産形成理由は
 「老後の不安」、
 「家族に迷惑を
 かけない」
・利便性を重視し
 た資産形成を
 志向
ワークスタイル ・高齢期も働き
 続けたい
・自営業として
 働きたい
・転職・独立をし
 たい
    ・ 公務員として
 働きたい
教育 ・子どものしつけ
 や教育は家庭の
 役割である
・子どもには実社
 会で役立つ知識
 を与えたい
・子どもの教育に
 対し無関心
   
今後の動向 (減少)
(増加)
(現状維持)
(現状維持)
(現状維持)
(若年層の傾向)     ※若年層では、増
 加の兆しが現れ
 ている
※若年層では、増
 加の兆しが現れ
 ている
※若年層では、努
 力・苦労の回避 、
 他者依存の傾向
 が強まる


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