nw

平成14年3月20日 '01-12号 Press Release

「第5回・生活者の価値観に関する調査」まとまる
― 一段と強まった個人化と多様化 ―


3.価値観の今後の動向
 各価値観を構成する時系列質問の変化動向や、各価値観を強く持つ人の属性の変化などからみて、日本社会における生活者の価値観は、今後、「集団重視から自分重視への傾向」と「利己性や他者への依存性」を強めつつ、年代間較差が縮小し、個人化と多様化が一層進むものと考えられる。

  5つの価値観の今後数年間の変化の方向性は次のように考えられる。
「集団志向」 ..... 時系列で比較可能な10項目のうち、96年との比較の結果、9項目で支持する割合が減少している。今後集団志向は、減少する傾向にある。
「自立志向」 ..... 時系列で比較可能な13項目のうち、96年との比較の結果、7項目で支持する割合が増加している。今後自立志向は、家族よりも個人を重視する傾向を強めつつ増加する傾向にある。
「快楽志向」 ..... 時系列で比較可能な10項目をみると、全体としては大きく増減しない。ただし、若年層では利己性を強めながらも増加する傾向にある。
「自適志向」 ..... 時系列で比較可能な11項目をみると、専門性や自分のセンスなどを重視し、社会とも一定の距離を保つ意識を強めながらも、全体としては大きく増減しない。
「安直志向」 ..... 時系列で比較可能な10項目のうち、「自分の考えを主張するより、他の人との和を尊重したい」を除いて大きくは変化していない。全体としては集団との和を重んじる傾向を弱めつつも、大きくは増減しない。


12号トップへ戻る次へ