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平成14年3月20日 '01-12号 Press Release

「第5回・生活者の価値観に関する調査」まとまる
― 一段と強まった個人化と多様化 ―


2.生活者の価値観

1.今回の価値観の特徴
4つの分野に関する価値意識から、「因子分析」の手法により価値観を抽出した。
前回調査(96年)では4つの価値観に集約されたが、価値観の個人化と多様化が一層進み、今回は次の5つの価値観に集約された。
 
「集団志向」 ..... 「社会への関わり」や「伝統的な家族」といった集団に対して責任と自覚を持って関わっていこうとする。
「自立志向」 ..... リスクをとってでも積極的に努力・挑戦する意識を持ち、家族に対しても独立した個人としての対等な関係を重視する。
「快楽志向」 ..... 「現在の楽しみ」や「責任や努力を回避」することを重視し、「利己的な人間関係」を構築する。
「自適志向」 ..... 「気のあった仲間」と「自分のセンス」で「現在を楽しく」暮らすことを重視する。
「安直志向」 ..... 努力や苦労を避け、他人の意見に同調し、依存することを重視する。

2.価値観の変遷
  過去4回の調査で、生活者のものごとの考え方に関する価値意識から最終的に集約された価値観は、
・76年調査では「大人主義1 」、
・85年調査では「大人主義」、「自分主義2
・91年調査では「大人主義」、「自分中心主義3
・96年調査では「集団重視志向」、「自分志向」、「自己顕示志向」、「安楽志向」
であった。今回抽出された5つの価値観は、生活者の価値観の個人化と多様化という傾向が、依然として続いていることを示している(図表1-1、1-2)。
  図表1-1 価値観の変遷


 
1他人への思いやり意識があり、家庭にあっては計画的に将来に備えるという意識を持つ価値観
2自立性、自主性といった主体的な側面を持つと同時に、他人の目を意識する価値観
3他人の目を意識しながら自己を演出したいという意識と、責任や苦労を避け、なるべく楽に暮らしたいという意識を持つ価値観
   
   なお、今回の調査で得られた5つの価値観を前回の4つの価値観との関連性でまとめると次のようになる。
   
図表1-2 前回の価値観との関連性
 
  注:(新)は、前回の価値観に
  みられなかった新たな特徴。


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