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第2回 確定申告の失敗談生命保険文化センター・編集子(R子)

今年も確定申告が始まった。勤め人なのでいつもは年末調整だけで済むのだが、平成17年に子どもが産まれて、「医療費控除」を受けるために翌年確定申告をした。

※医療費控除は1月〜12月までの1年間に支払った医療費が10万円を超えた場合、超えた部分を所得から控除できる、税の負担が軽くなる制度。なお、所得金額が200万円未満の人は、医療費が所得金額の5%を超えれば超えた部分を所得から控除できる。

医療費控除を受けたのはこのときが初めてで、あまり深く考えずに自分の所得から控除してしまった。なぜそんな失敗をしてしまったのだろう?
我が家の場合、夫が医療費控除を受けたほうが多く税金が還付された。

原因はたぶん健康保険との関連だ。医療費控除を受ける際に、出産費用から出産育児一時金(当時30万円)を差し引くわけだが、自分の健康保険から出産育児一時金を受け取った流れでそうしてしまったように思う。

医療費控除については、生計を一にしていれば家族分の医療費を合計できる(納税者が複数人いても関係なく合計できる)。合計したら、一般的には家族の中で一番所得(税率)の高い人が控除を受ければ還付される税金が多くなる。
ある程度のことは知っているつもりだったのに、根本的なところで勘違いするなんて…。

扶養控除の対象となる所得(38万円以下) 扶養控除の金額(平成22年分の場合)

ところで、「生計を一にする家族」で所得が38万円以下の人がいれば扶養控除が受けられる。別居していても常に仕送りなどをしていれば「生計を一にする」と認められるので、離れて暮らしている両親や配偶者の両親なども扶養控除の対象になる。

※平成23年分から16歳未満の扶養控除は廃止された。さらなる改正も検討されており、現在は改正の動向を見守る段階にある。

扶養控除が受けられれば大きいし、生計を一にすると認められれば医療費もまとめられる。
そのためにはある程度お互いの状況がよく分かっていなければできないし、良好な親子(家族)関係が必要だろう。逆に税金の話を通して、関係を深めることができるかもしれない。

我が家は夫と私と子ども1人、そして2年前から私の父を含め4人家族で暮らしている。父は同居老親に該当するので扶養控除が58万円になる。
年末が近くなると父は「そういえば、おれのおかげで税金が安くなってお前たちは助かっているんだよな」と冗談?ぽくいう。
「そうだよ。とっても助かっているよ。豪華家族旅行にでもいこうか」というと、「おれはその分金をもらったほうがいいかな」などといっている。

 
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